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自然食研究家の母の元で、幼い頃から自然食に親しむ。オーガニック料理、ベジタリアン料理なども学び、ナチュラルフード・コーディネーターに。テンぺの魅力にいち早く着目し、雑誌やテレビなどで紹介。テンペ料理の第一人者としても知られている。最近は小淵沢に誕生する健康と美容がテーマの滞在型施設のメニュー開発も手がけている。著書に「3日で美肌ごはん あわ・ひえ・きび」(講談社)、「テンペが効く」(主婦の友社)などがある。 |


メタボリックシンドロームとか子どもたちの成人病とか、気がかりなことが多いせいか「食と健康」に関心を持つのは今や当たり前の時代ですね。私が長く研究してきたデトックスに関心を持つ人も増えてきました。
デトックスというのは簡単にいえば、体内に溜まった毒素や老廃物を排出させるという考え方です。現代人の体には食品添加物など有害物質が溜まりがちですから、それを繊維質の多い食品、あるいは毒素排出効果のある食品を摂ることで効率的に出していこうというわけです。といっても、特別なものを食べようというのではなく、たとえば玄米やヒエ、アワといった雑穀。あるいは野菜を皮や葉をまるごと食べるといった、半世紀くらい前の日本では普通に食べられていた食品や食べ方を見直そうというのですから、だれでもすぐに始められるのです。しかも、そういった自然食品は人工で味を付けたものにはないしみじみとしたおいしさがありますから、興味本位で始めてはまってしまう人も多いんですよ(笑)。
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デトックス料理は体にいいのはわかっているけれど、玄米や雑穀は料理するのに手間がかかるし、野菜だけでは味気ないと思う人も多いかも知れません。ところが、手間をかけずにおいしくつくるコツがあるんです。そのひとつが玄米や雑穀はまとめ炊きして小分けにして冷凍しておくこと。主食だけでなくスープの実にしたりサラダにちょっと加えたり、手軽に使えます。ニンジンやズッキーニ、ナス、カボチャなどは皮ごと適当な大きさに切って天日に半日ほど干してみてください。そうすると甘みが増しておいしくなるうえ、さっと炒めるだけで食べられます。
また、デトックスを考えると野菜中心の料理になり、コクが足りなくなりがちですから、クルミなどのナッツ類で味を補うのもいいですね。タマネギ、ニンニク、ショウガなどの香りのものはデトックス効果が高く、しかもよく炒めるといいダシになりますので、しっかり炒めて使うのもポイントです。キノコ類や、意外なところではトウモロコシの芯など、おいしいダシが出る食品を利用することも覚えておくといいでしょう。
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このようにデトックス効果のある料理は、ごく身近な素材でできることがおわかりいただけたと思いますが、私は実は、有害なものを取り入れないことがデトックス以上に大切だと考えています。有害な食品添加物、農薬、調理過程で含まれてしまう重金属などを摂らないようにすることですね。
それには何より、素性のわかっている食材を家庭で料理することがいちばん。家族の健康を思って丁寧につくる料理は、ぜったいおいしくなるんです。それに、家族と自分自身の体、それに心も元気にしてくれると思います。それが、ここでご紹介したようなデトックス効果のある料理ならベストですね。
もちろん忙しい毎日ですから、何から何まですべて手づくりでなくてもいいのです。せめて1品でも、家族の健康を考えてつくって、おいしく見えるように盛りつける。そんな気持ちをぜひ持ち続けていただきたいですね。
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